香川漆器を知る

香川漆器と中田漆木

はるか昔、縄文時代より塗料として使われている漆は、自然との関わりも強く、漆自体はウルシの木から採れ、漆器の素地となる素材も木から作られます。漆「器」ではなく、「木」を屋号に用いさせて頂いたのも、この自然との関わり、そのルーツを大切にしていきたい、との思いからです。

 

漆器づくりは元来、漆掻き職人、木地職人、漆塗職人と、職人達による分業制によって成り立ってきました。昨今、漆器への注目度に呼応するように漆の生産量は増加傾向にありますが、その高まる注目度とは裏腹に、漆に関わる人達の数は減少しています。

 

かつては「塗り」だけを行っていた私達も、今では様々な工程を自分達でまかなわなければ、漆器を継続して作り出していくことが困難になっています。

 

江戸時代に高松にもたらされ、連綿と受け継がれてきた漆の技術。その歴史、伝統、漆器のもつ魅力を次代へと繋げ、その歴史とともに、私達、中田漆木も未来へ向けて歩んで参ります。

香川漆器をもっと知るために

香川県には、香川漆器の伝統や技術、素晴らしさを伝える施設があります。香川漆器をより深く知りたい方は、以下のサイトをご覧いただき、是非、これらの施設に実際に足をお運びください。香川漆芸の良さが一段と実感いただけると思います。


讃岐漆芸美術館

私達がワークショップ開催場所としてもお借りしている、讃岐漆芸美術館は、香川漆器を展示する世界で唯一の民営漆芸専門美術館です。1階の「カフェギャラリー夏炉(かろ)」では、実際に漆器を使って食事やお飲み物を楽しめます。

 

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香川県漆芸研究所

香川県漆芸研究所は、後継者の育成と技術の向上を目的とする全国最初の施設として1955年(昭和30年)に発足しました。今でも、研究生らが人間国宝をはじめとする講師の指導を受け漆芸技法の修得に励んでいます。

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香川漆器工業協同組合

香川県工業協同組合は、50社を超える漆器製造及び販売並びにこれに付帯する事業を、県内で行なっている業者により構成されています。明治30年頃高松に漆器組合が設立され、組織化に努め、昭和25年に法人設立に至り、現在まで続いています。昭和38年12月より現地に移転。事務所内では香川漆器の展示販売も行っています(要事前連絡)。

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